用宗のしらす漁|用宗しらす船曳組合・もちむねしらす

用宗のしらす漁|用宗しらす船曳組合・もちむねしらす
静岡用宗港のあゆみ|用宗しらす船曳組合・もちむねしらす

用宗漁港50年のあゆみ
「静岡市役所経済局農林水産部水産漁港課」より


用宗港の歴史

安倍川の河口より南西2kmに位置する静岡用宗港は、古くから沿岸漁業が盛んで隣の焼津港と共に発展を続けてきました。昭和30年から漁港の整備が始まり、昭和40年代に入り岸壁の一部が利用可能となり現在の姿に至っています。またしらす漁は明治のはじめ頃から行われており、現在では54隻のしらす漁船が操業しています。


しらす漁漁船|用宗しらす船曳組合・もちむねしらす

用宗港のしらす漁


用宗港では3隻1組でしらす漁を行います。これは2隻で網を曳き、残りの1隻が獲れたばかりのしらすを鮮度が落ちない様に船上で氷漬けにして港まで運びます。これを1日3回~4回繰り返します。しらすは鮮度が命、用宗港では網を曳く手船と運搬船で役割を分担する事により最高の状態で水揚げできる様にしています。


しらす漁の様子

毎朝6時~7時、朝日の海原を一斉に出港する様子は圧巻です。主な漁場は用宗近海ですが、群れを追って富士川から吉田まで行く事もあります。漁場に着くと魚群探知機を使って網を入れ、しばらく曳いたらしらすが痛まない様に注意をしながら巻き上げ、運搬船で港まで運びます。港では1隻ごとにセリにかけられ、セリが終わると運搬船はすぐ沖に戻ります。漁を終える時間は11時で用宗では網を上げる時間のことを沖合わせと呼びます。

しらす漁水揚げ|用宗しらす船曳組合・もちむねしらす

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